“もつぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
51.5%
45.5%
3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四世本因坊ほんいんばうの名人道策だうさくが、日本の圍碁ゐごを黄金時代にみちびき、町方にももつぱら碁が行はれた頃、丁度今日の麻雀マージヤンなどのやうに一時に流行をきはめた時分です。
この男はその手紙によると、二十一の年につんぼになつて以来、廿四の今日まで文筆を以て天下に知られたいと云ふ決心で、もつぱ読本よみほんの著作に精を出した。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しからざるものは英独名を取ること鉱物字彙の如くすべしや否や、此には商量の余地がある。索引は二書皆羅馬字の国語を以てしてあるが、彼はもつぱ今言きんげんの和名に従ひ、此は所謂漢語が過半を占めてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)