“もだえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
64.3%
煩悶21.4%
憂悶7.1%
苦悶7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田中の顔はにわかに変った。羞恥しゅうちの念と激昂げっこうの情と絶望のもだえとがその胸をいた。かれは言うところを知らなかった。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
小にしては個人、家庭、大にしては社会、国家、そこにはいろんな苦しみがあり、悩みがあります。苦悩なやみがないというのはうそです。煩悶もだえがないというのは、反省が足りないからです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
久しくもいはれなき憂悶もだえに歎くわが胸を押へ
苦悶もだえそふ歓楽よろこびのせて
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)