“もがさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モガサ
語句割合
疱瘡44.4%
痘瘡22.2%
22.2%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疱瘡もがさやみ、鼻がつまれば、枳椇けんぽなし、實を採り來、ひだりの、孔にさし、みぎりの、孔にさし、忽ちに、息は通へど、炭竈の、烟噴き孔、土崩えて、塞がりてありしを、知らずと燒きし、かゝり炭
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
圭一郎は立つて行つた、それを女中の手から奪ふやうにしてぎ取つた。痘瘡もがさの跡のある横太りの女中は巫山戲ふざけてなほからかはうとしたが、彼の不愛嬌なしかめ面を見るときまりわるげに階下へ降りた。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
御腿おんもゝもがさを御切らせになつた事もございますし、——一々数へ立てゝ居りましては、とても際限がございません。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
六年前の二月ごろその時はやったもがさという病気におかかりなされついにおせなされました。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)