“もうれつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
猛烈100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あま猛烈もうれつてるので、地主ぢぬし感情かんじやうがいして、如何どう中止ちうししてもらひたいと掛合かけあひるのである。
……彼はただ、わたしをちょいとからかおうと思っただけのことだろうが、その一言一句は猛烈もうれつな毒となって、わたしの血脈けつみゃくという血脈を走り回った。血がどっとばかり、頭へしよせた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
今日となツては、父子爵は最早もはや猶豫ゆうよして居られぬと謂ツて、猛烈もうれついきほひで最後の決心けつしんうながしてゐる。で是等の事情がごツちやになツて、彼の頭にひツかゝり、からまツてはげしい腦神經衰弱なうしんけいすゐじやく惹起ひきおこした。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)