“めんしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面色82.6%
免職17.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおざめた面色めんしょくに、眼は血ばしり、頬には、涙の糸とほつれ毛を引き、その毛の先をきゅっと口に噛みしめて、物すごいばかりの形相。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
票数ひょうすうがよみあげられ、大統領は富士男と決定した、ドノバンは絶望ぜつぼうのあまり面色めんしょくを土のごとくになしてくちびるをかんでいた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
為朝ためともがいうことをきかないので、天子てんしさまはおおこりになって、子供こどもわるいのはおやのせいだからというので、おとうさんの為義ためよし免職めんしょくして、隠居いんきょさせておしまいになりました。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
寺田にしては随分ずいぶん思い切った大胆だいたんさで、それだけ一代にのぼせていたわけだったが、しかし勘当かんどうになった上にそのことが勤め先のA中に知れて免職めんしょくになると、やはり寺田は蒼くなった。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)