“めだけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女竹85.7%
美竹7.1%
眼丈7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平馬は鳥渡ちょっと、妙に考えたがそのまま、女にいて行った。女中は本降になった外廊下を抜けて、女竹めだけに囲まれた離座敷はなれざしきに案内した。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
順番になると茂太郎は、この蛇を連れて舞台へ現われて、芳浜の小島の美竹めだけで作ったという笛を吹いて蛇を踊らせます。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
後ろへと言えば後ろ、泣けといえば泣きもする、笑えといえば笑いもする、芳浜の小島に、生えている美竹めだけを、笛にこしらえ吹き鳴らす、その笛の音を聞く時は、く鳥は翼を納め
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
やうや下女げぢよ退がりきりに退がると、今度こんどだれだか唐紙からかみ一寸いつすんほど細目ほそめけて、くろひか眼丈めだけ其間そのあひだからした。宗助そうすけ面白おもしろくなつて、だまつて手招てまねぎをしてた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)