“めしつぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
飯粒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこにひろげられた枕屏風まくらびょうぶの蔭に、空っぽの飯櫃めしびつがころがって、無残に喰い荒された漬物の鉢と、土瓶どびんと、はしとが、飯粒めしつぶにまみれたまま散らばっている。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
小姓にしてはわがまますぎるし、飯粒めしつぶにしては大きすぎるこのつきものを、別に気にかけない重喜も大名だが、それの邪魔にならない徳島城もさすがに広い。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのまえに、かれは、いまごろどこをほってもみみずのつからないことをっていましたから、飯粒めしつぶえさにしてかんがえで、自分じぶんべるにぎめしをそのぶんおおきくつくってってゆきました。
北の国のはなし (新字新仮名) / 小川未明(著)