“めかくし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目隠37.5%
被眼布12.5%
目飾12.5%
眼覆12.5%
眼隠12.5%
蔽眼布12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そとうしろより小さき手に目隠めかくしして戯れたりし、日数ひかずもなく、小六は重き枕に就きつ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
被眼布めかくししたる女にて我がありしを
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
肉色にくいろ被眼布めかくしは触るるよしも無し。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ベンヺ あのやうな冗繁あくどいことは最早もう流行はやらぬ。肩飾かたかけ目飾めかくしをしたキューピッドに彩色さいしきした韃靼形だったんがた小弓こゆみたせて、案山子かゞしのやうに、娘達むすめたち追𢌞おひまはさするのは最早もうふるい。
また眼覆めかくしして母と遊牝せしめられた牡馬が眼覆しを脱れて子細を知り、大いにいかりて厩人を咬み裂いたのと崖からちて自滅したのとあるといった(『博物志ヒストリア・ナチュラリス』八巻六四章)
渡廊下の前には寒竹かんちくのような小さな竹で編んだ眼隠めかくしがしてあった。
料理番と婢の姿 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
しかし君らの著作者は、最も正直な者でさえも、いかにも卑怯ひきょうで、蔽眼布めかくしが眼から落ちた時でさえ、見えないふうをよそおっている。彼らは厚かましくもこう言っている。