目隠めかくし)” の例文
旧字:目隱
此方こちらは真暗、向うにはあかりがついているので、目隠めかくしの板に拇指おやゆびほどのおおきさの節穴が丁度二ツ開いてるのがよく分った。
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そとうしろより小さき手に目隠めかくしして戯れたりし、日数ひかずもなく、小六は重き枕に就きつ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と云って、目隠めかくしの上を二処ふたところ吸って吸いました。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)