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『料理番と婢の姿』
ふりがな文庫
『
料理番と婢の姿
(
りょうりばんとじょちゅうのすがた
)
』
彼女は裏二階の階子段をおりて便所へ往った。郊外の小さな山の上になったその家へは、梅の咲くころたまに呼ばれることはあるが、夜遅くしかも客と二人で来て泊まって往くようなことはなかったので、これまではなんとも思わなかったが、独りで便所へ往くとなる …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
伴
(
づれ
)
己
(
じぶん
)
知己
(
しりあい
)
比
(
ごろ
)
後
(
うしろ
)
宿坊
(
やど
)
降口
(
おりぐち
)
眼隠
(
めかくし
)
痴
(
ばか
)
前夜
(
ゆうべ
)
何人
(
だれ
)
寒竹
(
かんちく
)
室
(
へや
)
婢
(
じょちゅう
)
従
(
つ
)
微暗
(
うすぐら
)
壮
(
わか
)
点
(
つ
)
喫
(
の
)
石菖
(
せきしょう
)
結
(
ゆ
)
縁側
(
えんがわ
)
起
(
た
)
一跨
(
ひとまた
)