“むねちか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宗睦50.0%
宗近33.3%
棟近16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて鷲津幽林は天明三年名古屋の城主徳川宗睦むねちかの再興した明倫堂の教官に挙げられたが儕輩せいはいの嫉みを受けたので
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そうしたらそのお医者の宗近むねちかどんが、戸惑とまどいをして私の家へ参りましたので「呉さんのとこだ呉さんのとこだ」と追い遣りました。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
棟近むねちかやまかけて、一陣いちぢんかぜわたつて、まだかすかかげのこつた裏櫺子うられんじたけがさら/\と立騷たちさわぎ、前庭ぜんてい大樹たいじゆかへでみどりおさへてくもくろい。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)