“むぎまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
麦蒔75.0%
麥蒔25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麦蒔むぎまきやいつまで休む老一人
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
品川堀を渡って、展望台の方へ行くと、下の畑で鉢巻はちまきをした禿頭はげじいさんが堆肥つくておけかついで、よめか娘か一人の女と若い男と三人して麦蒔むぎまきをして居る。爺さんは桶をろし、鉢巻をとって、目礼もくれいした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いそがしい麥蒔むぎまき季節きせつせまつて百姓ひやくしやうこと/″\はたけるので晝間ひるまかれ相手あひてになるものがなかつたのみでなく、いまはたらかずにはられぬからとかげ冷笑れいせうびせてるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)