“むきみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剥身93.8%
無気味6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんならモウこの剥身むきみに用は無いな。ハラショ。貴様達に呉れてやるから、そっちへ持って行って片付けろ……ナニ……。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そのくせ鼻は丸く安座あぐらをかいていて小さい目は好人物というより、滑稽味こっけいみのある剥身むきみに似た、これもけんそんな眼だ。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
あのかげもなく、いさらばえる面影おもかげ、あの断末魔だんまつまのはげしい苦悶くもん、あの肉体にくたい幽体ゆうたいとをつなぐ無気味むきみな二ほんしろひも、それからあの臨終りんじゅうとこあたりをとりまいた現幽両界げんゆうりょうかいおおくの人達ひとたちあつまり……。