“みつらふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
蜜蝋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その次には蜜蝋みつらふと油と布を澤山使つて前のやうに光る迄みがくこと。三番目には椅子も卓子テエブル寢床ベッドも敷物も、數學的正確さで並べて了ふこと。
ハタとめば、そられたところへ、むら/\とまた一重ひとへつめたくもかさなりかゝつて、薄墨色うすずみいろ縫合ぬひあはせる、とかぜさへ、そよとのものおとも、蜜蝋みつらふもつかたふうじたごとく、乾坤けんこんじやくる。……
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)