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まんすぢ
ふりがな文庫
“まんすぢ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
萬筋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
萬筋
(逆引き)
萬筋
(
まんすぢ
)
の野暮な
袷
(
あはせ
)
を高々と端折つて、
淺葱
(
あさぎ
)
の股引に
素草鞋
(
すわらぢ
)
を
穿
(
は
)
いた喜助は、存分に不景氣な
身扮
(
みなり
)
のくせに、ちよいと好い男振りでもありました。
銭形平次捕物控:186 御宰籠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
藍
(
あゐ
)
なり、
紺
(
こん
)
なり、
萬筋
(
まんすぢ
)
どころの
單衣
(
ひとへ
)
に、
少々
(
せう/\
)
綿入
(
めんいり
)
の
絽
(
ろ
)
の
羽織
(
はおり
)
。
紺
(
こん
)
と
白
(
しろ
)
たびで、ばしや/\とはねを
上
(
あ
)
げながら、「それ
又
(
また
)
水
(
みづ
)
たまりでござる。」「
如何
(
いか
)
にも
沼
(
ぬま
)
にて
候
(
さふらふ
)
。」と、
鷺歩行
(
さぎあるき
)
に
腰
(
こし
)
を
捻
(
ひね
)
つて
行
(
ゆ
)
く。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
百松は、
萬筋
(
まんすぢ
)
の單衣を端折つて、舞臺の上に
跼
(
かゞ
)
みました。蝋燭をかゝげると、縛られたお村の顏よりは、自分の
醜怪
(
しうくわい
)
な顏の方が、灯りの眞ん中へヌツと出ます。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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