“またぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
股倉69.2%
股間15.4%
股座7.7%
跨倉7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陰は男女に通じ用いられた語で、今ならば股倉またぐらと言うくらいの意味であろう。すなわち二つの尾根のある山である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
上て引せけるに曲者はこゝぞと思ひ滑々ずる/\と引出す處を半四郎は寢返ねがへりをする體にて曲者のくび股間またぐらはさみ足をからみて締付しめつけけるに大力だいりき無雙ぶさうの後藤にしめ付られて曲者はものを云事もかなはずたゞ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一切れの餅を股座またぐらへ抛り込むのを待っていた。
わが童心 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
氏はよく理髪床かみゆひどこへ出掛けるが(成金にしても、人並みに頭は一つづつ持つてゐる)、そんな折にも鞄だけは店に持込んで、じつと跨倉またぐらはさんでゐる。