“ほうげた”の漢字の書き方と例文
語句割合
頬桁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伯母さん止めずに下されと身もだへしてののしれば、何を女郎め頬桁ほうげたたたく、姉の跡つぎの乞食め、手前てめへの相手にはこれが相応だと多人数おほくのうしろより長吉、泥草履つかんで投つければ
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もっとも悪戯わるさと言っても、頬っぺたをめる位のことが精々——一度お神さんのお余野へやった時は大変だったそうで——いきなり頬桁ほうげたを二つ三つくらわせ、胸倉を掴んで家まで引摺って来た上
意趣いしゆがあらばわたしをおち、相手あいてにはわたしがなる、伯母おばさんめずにくだされともだへしてのゝしれば、なに女郎じよらう頬桁ほうげたたゝく、あねあとつぎの乞食こじきめ、手前てめへ相手あいてにはこれが相應さうおうだと多人數おほくのうしろより長吉ちようきち
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)