“ほおげた”の漢字の書き方と例文
語句割合
頬桁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「フーム。そんな下等な奴だったのかい、アイツは……そんならモット手非道てひど頬桁ほおげたをブチ壊してやれあよかった」
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
姿は見えないがひどくなじられながら、頬桁ほおげたでも二つ三つ張り飛ばされているらしい。間もなく許されて出るや、彼は息せき切って飛んで来ながら叫んだ。
親方コブセ (新字新仮名) / 金史良(著)
金蔵破りのほうはいっさい心配はいらぬと大仰おおぎょう頬桁ほおげたをたたいておったのを、わしはたしかにこの耳で聞いたぞ。
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)