“ふんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
扮装93.9%
紛争4.1%
扮粧2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次第に扮装ふんそううまくなり、大胆にもなって、物好きな聯想れんそうかもさせる為めに、匕首あいくちだの麻酔薬だのを、帯の間へはさんでは外出した。
秘密 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ぜひがない、随意ずいいにするがいいと、かぶとをぬいだような顔をして、苦情くじょう紛争ふんそうにけりをつけた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
機を見るにさかしい者たちは、遊女らの扮粧ふんそうを上流の美女に似せ、それよりも放逸で、派手やかであり、淫蕩いんとう裲襠姿しかけすがたをつくりだし、その上に教養もくわえた。
明治大正美人追憶 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)