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ふたへまぶち
ふりがな文庫
“ふたへまぶち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
二重瞼
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二重瞼
(逆引き)
法衣
(
ころも
)
を
着
(
き
)
た坊主が行列して向ふを通るときに、
黒
(
くろ
)
い
影
(
かげ
)
が、
無地
(
むぢ
)
の
壁
(
かべ
)
へ非常に大きく
映
(
うつ
)
る。——平岡は頬杖を
突
(
つ
)
いて、
眼鏡
(
めがね
)
の奥の
二重瞼
(
ふたへまぶち
)
を赤くしながら聞いてゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「御存じなの」と云ひながら、
二重瞼
(
ふたへまぶち
)
を
細目
(
ほそめ
)
にして、男の
顔
(
かほ
)
を見た。三四郎を遠くに置いて、却つて遠くにゐるのを
気遣
(
きづか
)
い
過
(
す
)
ぎた
眼付
(
めつき
)
である。其癖
眉
(
まゆ
)
丈は
明確
(
はつきり
)
落ちついてゐる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
眼
(
め
)
を
伏
(
ふ
)
せて
二足許
(
ふたあしばかり
)
三四郎に近付いた時、突然
首
(
くび
)
を少し
後
(
うしろ
)
に引いて、まともに男を見た。
二重瞼
(
ふたへまぶち
)
の
切
(
きれ
)
長の落付いた恰好である。
目立
(
めだ
)
つて黒い
眉毛
(
まゆげ
)
の
下
(
した
)
に
活
(
い
)
きてゐる。同時に奇麗な歯があらはれた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
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