“ふくよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
服膺82.6%
服用8.7%
複葉8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄白青銭こうはくせいせんが智識の匹敵ひってきでない事はこれで十分理解出来るだろう。さてこの原理を服膺ふくようした上で時事問題にのぞんで見るがいい。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そうしてあたまひやくすりと、桂梅水けいばいすいとを服用ふくようするようにとって、いやそうにかしらって、立帰たちかえぎわに、もう二とはぬ、ひとくる邪魔じゃまをするにもあたらないからとそうった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
時にはこれらの角柱の両端に六華の花が咲いてつづみのような形になったもの、それが段々にかさなって昔の複葉ふくよう飛行機のような形をしたものなどが全山をうずめ尽くすようなこともまれではなかった。
雪を作る話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)