“びょうしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
病室83.3%
病疾16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入り口の障子しょうじをあけると、二つぼほどないたがある。そこが病畜診察所びょうちくしんさつじょけん薬局やっきょくらしい。さらに入院家畜にゅういんかちく病室びょうしつでもあろう、犬のはこねこの箱などが三つ四つ、すみにかさねあげてある。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
病院びょういん小使こづかい看護婦かんごふ、その子供等こどもらなどはみな患者かんじゃ病室びょうしつに一しょ起臥きがして、外科室げかしつには丹毒たんどくえたことはい。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
すなわち周囲が死をうながす、ゆえに見事にぬ。しかし長らく病疾びょうしつにかかりてなお帰るがごとくたおるるは容易の業ではない。強き人はよく耐える。よく耐える人を強者という。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)