“ひろぶた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
広蓋83.3%
広葢5.6%
廣葢5.6%
廣蓋5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朱塗(しゅぬり)の広蓋(ひろぶた)へ、ゆうべの皿小鉢や徳利をガチャガチャさせて、またそこへ、だらしのない女が二階から持って降りてくる。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ます茸(だけ)というのは広葢(ひろぶた)ほどの大きさで、切って味噌汁(みそしる)の中へ入れて煮るとまるで蒲鉾(かまぼこ)のようだとか、月見茸(つきみだけ)というのは一抱(ひとかかえ)もあるけれども、これは残念だが食えないとか
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
言上に及ぶに光貞卿深(ふか)く悦(よろこ)び然らば暫(しば)らくの内其方へ預(あづ)け置(おく)べしとて城内二の丸の堀端(ほりばた)に大木(たいぼく)の松の木あり其下へ葵紋(あふひもん)ぢらしの蒔繪(まきゑ)の廣葢(ひろぶた)に若君を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一人の女房が引出物に、廣蓋(ひろぶた)の上へ小袖を載せて持って出て来るところでしたが、その女房と云うのが、二十(はたち)にはならないほどのうら若さで、練絹の肌小袖に紅花緑葉の単衣(ひとえ)をかさねて
三人法師 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)