“ひらめき”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
願はくは汝さいはひの中にかく大いなる勞苦をふるをえんことを、汝の顏今ゑみひらめきを我に見せしは何故ぞや。 一一二—一一四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その笑いのうちには相手を翻弄ほんろうし得た瞬間の愉快を女性的にょしょうてきむさぼりつつある妙なひらめきがあった。自分は鋭く下女に向って、「何だい、突立つったったまま」と云った。下女はすぐ敷居際しきいぎわひざを突いた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
喝采の聲と花束のひらめきぢやうに上りたるアヌンチヤタを迎へき。その我儘にて興ある振舞、何事にも頓着せずして面白げなる擧動を見て、人々は高等なるわざといへど、我はそを天賦のさがとおもひぬ。