“ひとかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人買50.0%
一貝25.0%
一介12.5%
一櫂12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或は、世の中の推移にかかわらず世間の抜け目ばかりうかがっているゴマの灰とか、人買ひとかいとかいう、道中荒らしの鼠賊そぞくか。さもなければ、剽悍ひょうかんなるこの地方の野武士か。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
風邪薬かざぐすりを一ちょう凍傷しもやけ膏薬こうやく一貝ひとかい買ひに行つた話は聞かぬが、春のあけぼの、秋の暮、夕顔の咲けるほど、ほだゆる時、夜中にフト目のむる折など、町中まちなかめて芬々ぷんぷんにお
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
一介ひとかい幾らだい?」
村の成功者 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
流れの美しさは、樹間をれる光によって異常な色調を帯び、不思議な美しさを呈している。その輝く水面の上を、カヌーの一櫂ひとかいごとに、数千のさざなみが伝わってゆく。