“ひとかひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人買75.0%
一貝25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
國境（くにざかひ）を出（で）ましてからは、私（わたし）には東西（とうざい）も分（わか）りません。長（なが）い道中（だうちう）を、あの人買（ひとかひ）に連（つ）れて行（い）かれましたのでございます。
みつ柏 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
人買（ひとかひ）の背（せ）にないじやくり
どんたく：絵入り小唄集 (新字旧仮名) ／ 竹久夢二(著)
なアに鶴や膃肭臍が滅多に取れるものか。豚の脂や仙台鮪（まぐら）の脂肪肉（あぶらみ）で好いのだ。脂でさへあれば胼あかぎれには確に効く。此奴を一貝（ひとかひ）一銭に売るんだが二貫か三貫か資本（もと）で一晩二両三両の商売（あきなひ）になる。
貧書生 (新字旧仮名) ／ 内田魯庵(著)