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ひだる
ふりがな文庫
“ひだる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
空腹
62.5%
肚饑
12.5%
脾弛
12.5%
飢
12.5%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空腹
(逆引き)
寺の門を出たのは
午
(
ひる
)
も
大分
(
だいぶん
)
過ぎてゐて、ぺこぺこになつた胃の腑のなかでは、
先刻
(
さつき
)
虫干で見た
呉道子
(
ごどうし
)
の観音さまや、一休和尚の木像やが
空腹
(
ひだる
)
さうに
欠伸
(
あくび
)
をしてゐた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ひだる(空腹)の例文をもっと
(5作品)
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肚饑
(逆引き)
日さへはや暮れなんとするに、宿るべき木陰だになければ、
有繋
(
さすが
)
に心細きままに、ひたすら路を急げども。今日は朝より、一滴の水も飲まず、一塊の食も
喰
(
くら
)
はねば、
肚饑
(
ひだる
)
きこといはん
方
(
かた
)
なく。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
ひだる(肚饑)の例文をもっと
(1作品)
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脾弛
(逆引き)
裏手の貧乏長屋で、力のない赤子の
啼
(
な
)
き声が聞えて、乳が乏しくて、
脾弛
(
ひだる
)
いような
嗄
(
か
)
れた声である。
四下
(
あたり
)
はひっそとして、他に何の音も響きも聞えない。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ひだる(脾弛)の例文をもっと
(1作品)
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飢
(逆引き)
「あまりの
飢
(
ひだる
)
さに、塗篭へ入って寝てみたが、夢ばかり見て眠りにならぬよ」
奥の海
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ひだる(飢)の例文をもっと
(1作品)
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