“すきはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空腹92.9%
減腹7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無闇に腹を立てゝ、汽車から降りると、空腹すきはらのまゝ永辻の家へ駆けつけたりしたのが悪かったんでしょうね。
青服の男 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
土もついているらしいいもの汁も、空腹すきはらには珍味である。山盛三杯の飯を平げて、湯も飲まずに食事を終った。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
漬物は五、六杯お代りをすれば、もう一家中にあるだけことごとたいらげてしまったので、今度は生の胡瓜に塩をつけて丸噛まるかじり。減腹すきはらに焼酎をあおった連中はフラフラして来る。吾輩も白状すれば大いに参った。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)