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すきばら
ふりがな文庫
“すきばら”の漢字の書き方と例文
語句
割合
空腹
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空腹
(逆引き)
田中から直江津行の汽車に乗つて、豊野へ着いたのは丁度
正午
(
ひる
)
すこし過。叔母が呉れた
握飯
(
むすび
)
は
停車場
(
ステーション
)
前の休茶屋で出して食つた。
空腹
(
すきばら
)
とは言ひ乍ら五つ迄は。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
不昧公の胃の腑は深く宗左を
怨
(
うら
)
んだ。これまで
空腹
(
すきばら
)
といふ事を知らなかつた大名の
頭脳
(
あたま
)
は、急に胃の腑の味方をして、何かしら
復讐
(
しかへし
)
の趣巧を考へるらしかつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
いっそ川崎の
宿
(
しゅく
)
まで引っ返して、万年屋で飯を食おうと云って、二人は
空腹
(
すきばら
)
をかかえて、寒い風に吹きさらされながら戻って来ると、ここらもやはり混雑していて
半七捕物帳:51 大森の鶏
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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