“ひさめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氷雨78.9%
冷雨7.9%
火雨5.3%
大氷雨2.6%
販女2.6%
飛雨2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がらり、紅葉もみじ湯の市松格子が滑ると、角の髪結海老床えびどこの親分甚八、蒼白い顔を氷雨ひさめに濡らして覗き込んだ。
相も変らず霧のような氷雨ひさめは大気を濡らし、共同便所の瓦斯ガス灯の舌もまだ蒼白く瞬いている朝の七時ごろ。
闇の中に冷雨ひさめにそぼぬれていた熊笹がガサッと、人間を袈裟けさがけに切ったような無気味な音を立てた。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
パラパラと不意に降って来て、しばらく経つとスッと上がる。これが冷雨ひさめの常である。冷雨が上がった。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
血戦は、火雨ひさめを浴びながら展開された。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火雨ひさめをあびせろ!」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここにそのかなと一八に到りましし時に大氷雨ひさめ降りき。
販女ひさめっていちに出てくる女が元はあった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
このとき、飛雨ひさめのように、白地きんらんの武者羽織を目標にあつまった銃弾の一つが、かれの眉間にあたった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)