“ひきがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引金36.4%
引鉄31.8%
曳金9.1%
搬機4.5%
撃鉄4.5%
曳鉄4.5%
退鉦4.5%
関金4.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすがのガスコも、相手がガン人とわかっては、ピストルの引金ひきがねを引くわけにいかなくなり、こんどは警備軍へひき渡すといいだした。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
鐵砲てつぽう彈藥だんやく裝填そうてんしてあれば引金ひきがねはづすことによつて彈丸たま遠方えんぽうぶが
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
だが、その時、銃を取った大西上等兵と浜田一等兵は、安全装置を戻すと、直ちに、×××××××××をねらって引鉄ひきがねを引いた。
前哨 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
(しかも、この透視の瞬間にあつて、なほ私が如何に無智な者であつただらう!)獲物の歩並あしなみは注視され、引鉄ひきがねが落ちた。
測量船 (新字旧仮名) / 三好達治(著)
お初の方では、細い、白魚にも似た人さし指を、曳金ひきがねにチカリと掛けて、ちょいと雪之丞に狙いをつけながら、犠牲にえをじゃらす雌豹めひょうのように、
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
彼女は曳金ひきがねに手をあてて、じっと床の上の猫をうかがった。
ウォーソン夫人の黒猫 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
しかし僕は戦慄ふるう手に力を入れて搬機ひきがねを引いた。ズドンの音とともに僕自身が後ろに倒れた。叔父さんが飛び起きた。
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
と云ううちにゴンクール氏の心臓に向けて撃鉄ひきがねを引いて見せた。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
貴方のお手にはその撃鉄ひきがねを引くお力がないのですか。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そういって末延に猟銃をつきつけた。曳鉄ひきがねをひく勇気はなかったらしいが、末延はおどろいて崖を踏みはずして、カルデラの底へ落ちた……まちがいはないだろう
虹の橋 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
物々しく、退鉦ひきがね打たせて、曹操はその二人をはじめ、弓に鍛えをあらわした諸将を一列に招き呼んで、
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
退鉦ひきがねっ。退鉦をっ」と、程普ていふはあわてて、総退却を命じていた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一弾放つと、一弾こめて、火縄を点じ関金ひきがねを引くまで、かなりの時を要するのが、この時代の火器のどうしてもまぬかれ難い弱点だった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)