“せきがね”の漢字の書き方と例文
語句割合
関金100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、その駕と提灯に添ってゆく中の一人が、足をとめて、こッちをふりかえったかと思うと、チリチリと火縄ひなわの粉を赤く散らして、ドーン! と短銃の関金せきがねを引き放した。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火縄が、チラと関金せきがね煙硝えんしょうへ口火を点じかけた。——と、間髪をれなかったのである。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
関金せきがねにこたえがあった。あたったたまは分る」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)