“関金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきがね80.0%
ひきがね20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまは飛びますが、関金せきがねの噛み合わせが、どうやっても、原品のようにつくれませぬ。もう一息、工夫いたせばと思っておりますが」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弾もまた三匁から七匁ぐらいな鉛丸なまりだまを、漸く三発も撃てればよい方で、後は筒の関金せきがねや薬筒のけついた部分などを掃除しないと使えない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一弾放つと、一弾こめて、火縄を点じ関金ひきがねを引くまで、かなりの時を要するのが、この時代の火器のどうしてもまぬかれ難い弱点だった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)