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曳金
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ひきがね
ふりがな文庫
“
曳金
(
ひきがね
)” の例文
お初の方では、細い、白魚にも似た人さし指を、
曳金
(
ひきがね
)
にチカリと掛けて、ちょいと雪之丞に狙いをつけながら、
犠牲
(
にえ
)
をじゃらす
雌豹
(
めひょう
)
のように
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
彼女はそれを心に感じ、安楽な落付いた気分になった。そして
狙
(
ねら
)
いを定め、指で
曳金
(
ひきがね
)
を強く引いた。
ウォーソン夫人の黒猫
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
彼女は
曳金
(
ひきがね
)
に手をあてて、じっと床の上の猫を
覗
(
うかが
)
った。もし発火されたならば、この久しい時日の間、彼女を苦しめた原因は、煙と共に地上から消失してしまうわけである。
ウォーソン夫人の黒猫
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
曳金
(
ひきがね
)
を曳きさえすれば、つづけ射ちに打てるのです。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“曳”で始まる語句
曳
曳出
曳摺
曳舟
曳船
曳舟通
曳込
曳々
曳航
曳手