“げきてつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
撃鉄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……然るのち、撃鉄げきてつをあげて……それ、こうして狙いをつける。……頭を、もちっとうしろへ引く!……その手を適当にのばす。……そう、よろしい。
陽炎かげろうのようなものが立つのか像はゆらゆらする。岩角に銃身じゅうしんを乗せ、宇治は身体を曲げて岩によりかかった。片眼を閉じて頬を岩肌にあて、指を撃鉄げきてつにかけた。照星の彼方に高城の姿が小さく揺れる。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)