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ひえまき
ふりがな文庫
“ひえまき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
稗蒔
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稗蒔
(逆引き)
今いふた窓が東向きの窓ならば、それに接して折曲つた方の北側は大方壁であつて、その高い処に小さな窓があけてあつて、その窓には
稗蒔
(
ひえまき
)
のやうな鉢植が一つ置いてある。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
芋莄
(
ずいき
)
の
靡
(
なび
)
く様子から、枝豆の実る処、ちと
稗蒔
(
ひえまき
)
染みた考えで、
深山大沢
(
しんざんだいたく
)
でない処は
卑怯
(
ひきょう
)
だけれど、
鯨
(
くじら
)
より
小鮒
(
こぶな
)
です、
白鷺
(
しらさぎ
)
、
鶉
(
うずら
)
、
鷭
(
ばん
)
、
鶺鴒
(
せきれい
)
、
皆
(
みん
)
な我々と
知己
(
ちかづき
)
のようで、閑古鳥よりは
可懐
(
なつかし
)
い。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
初は隣家の隔ての竹垣に
遮
(
さえぎ
)
られて庭を
半
(
なかば
)
より
這初
(
はいはじ
)
め、中頃は縁側へ
上
(
のぼ
)
ッて
座舗
(
ざしき
)
へ這込み、
稗蒔
(
ひえまき
)
の水に流れては
金瀲灔
(
きんれんえん
)
、
簷馬
(
ふうりん
)
の
玻璃
(
はり
)
に
透
(
とお
)
りては
玉
(
ぎょく
)
玲瓏
(
れいろう
)
、座賞の人に影を添えて孤燈一
穂
(
すい
)
の光を奪い
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
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