“はんゑり”の漢字の書き方と例文
語句割合
半襟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこ御新造ごしんぞ機嫌きげんかいなれど、目色めいろ顏色かほいろみこんで仕舞しまへばたいしたこともなく、結句けつくおだてにたちなれば、御前おまへ出樣でやう一つで半襟はんゑりはんがけ前垂まへだれひもにもことくまじ、御身代ごしんだい町内てうないだい一にて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
少し御新造ごしんぞは機嫌かいなれど、目色顔色かほいろみこんでしまへば大した事もなく、結句おだてに乗るたちなれば、御前おまへの出様一つで半襟はんゑり半がけ前垂まへだれひもにも事は欠くまじ、御身代は町内第一にて
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この身は遊芸手芸学校にも通はせられて、そのほかは心のまま、半日は姉の部屋、半日は町に遊んで見聞くは三味さみに太鼓にあけ紫のなり形、はじめ藤色絞りの半襟はんゑりあはせにかけて着て歩るきしに
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)