“はんぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
半分100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝台ベツドの上にいた蒲団を見ると真白まつしろである。うへへ掛けるものも真白まつしろである。それを半分はんぶはすぐつて、すその方があつく見える所を、ける様に、女は窓をにして腰を掛けた。足はゆかに届かない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其一枚が何かの拍子に半分はんぶから折れて、くきを去る五寸ばかりところで、急にするどさがつたのが、代助には見苦しく見えた。代助ははさみつて椽に出た。さうして其んだ手前てまへから、つて棄てた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)