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はなづけうり
ふりがな文庫
“はなづけうり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
花漬売
50.0%
花漬賣
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花漬売
(逆引き)
昼は賃仕事に肩の張るを休むる間なく、夜は
宿中
(
しゅくじゅう
)
の
旅籠屋
(
はたごや
)
廻
(
まわ
)
りて、元は
穢多
(
えた
)
かも知れぬ
客達
(
きゃくだち
)
にまで
嬲
(
なぶ
)
られながらの
花漬売
(
はなづけうり
)
、
帰途
(
かえり
)
は一日の苦労の
塊
(
かたま
)
り銅貨
幾箇
(
いくつ
)
を酒に
易
(
か
)
えて
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
さては
花漬売
(
はなづけうり
)
が心づかず落し
行
(
ゆき
)
しかと手に取るとたん、
早
(
は
)
や
其人
(
そのひと
)
床
(
ゆか
)
しく、
昨夕
(
ゆうべ
)
の亭主が物語今更のように、思い出されて、
叔父
(
おじ
)
の憎きにつけ世のうらめしきに付け、何となく
唯
(
ただ
)
お
辰
(
たつ
)
可愛
(
かわい
)
く
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
決して私めが
僣上
(
せんじょう
)
に岩沼子爵の御令嬢をどうのこうのとは
申
(
もうし
)
ませぬから、金円品物は
吃度
(
きっと
)
御持帰り下され、
併
(
しか
)
しまざ/\と夫婦約束までしたあの
花漬売
(
はなづけうり
)
は、心さえ変らねばどうしても女房に持つ覚悟
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
はなづけうり(花漬売)の例文をもっと
(1作品)
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花漬賣
(逆引き)
まして
須原
(
すはら
)
の驛の
花漬賣
(
はなづけうり
)
の
少女
(
をとめ
)
はいかにわが好奇の心を動かしけむ。われも亦願はくはこの山中の神韻に觸れて、美しき神のたまさかなる消息を聞かばやと思ふの念甚だ切なりき。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
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