“はなじろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻白66.7%
含羞22.2%
赧然11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へんなことをいう臆面おくめんのない男だと、秀吉は、感心しているような、またすこし、鼻白はなじろんだような面持おももちで、まじまじと、弥九郎のくちもとを見まもった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、含羞はなじろんだ若い妓の、揃った目鼻の真中まんなかを狙って——おけらの虫が、もじゃもじゃもじゃ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
千代ちいちやんあれなん学校がくかう御朋友おともだち随分ずゐぶん乱暴らんばう連中れんぢうだなアとあきれて見送みおく良之助りやうのすけより低頭うつむくお千代ちよ赧然はなじろめり
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)