“はないけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
花活56.6%
花瓶32.1%
花生9.4%
花挿1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浪「貴方がおあつらえだと申してごみだらけのふくべを持ってまいりましたが、あれはお花活はないけに遊ばしましても余りい姿ではございません」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
烏丸からすまの某家から譲り受ける約束をした元贇焼げんぴんやき花瓶はないけ安南絵あんなんえの壺を受け取って来てもらいたいとの事で、ついでに、頼まれて出立いたしました
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
花生はないけは日々坐右におき、いまに草花たえずいけ申候。活花は袁中郎ゑんちゆうらう瓶史へいしにより候。御一笑可被下候。これよりも又備前やき陶尊たうそん一つ進申候。これまた案左あんさにて御插可被下候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)