“はない”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
花活57.1%
花生28.6%
花藺14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳利様と云うのは純然たる徳利では無論ない、と云って花活はないけとも思われない、ただ一種異様の陶器であるから、やむを得ずしばらくかように申したのである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
長年ながねん苦楽くらくともにした女房にょうぼうが、また、せがれにはやさしかったははが、いまはれいとなって、ここにはいり、なにもかもじっとているがして、おじいさんは花生はないけのみずをかえ、かねをたたいて
とうげの茶屋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
実はこの小河が岩下より出る故作り出した話だろ(スミス『希臘羅馬人伝神誌字彙ジクショナリ・オブ・グリーク・エンド・ローマン・バヨグラフィー・エンド・ミソロジー』巻一)。アキスてふ草花また彼の血から生えた今欧州諸方に生ずる花藺はないの事だ(グベルナチス『植物譚原ミトロジー・デー・プラント』一)