“花生(はない)” の例文
即ち花生(はない)けに椿の花を生けようとする場合に、手並(てなみ)が上手でないために、椿の花が正面を向かずに向うを向いたというのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
長年(ながねん)苦楽(くらく)を共(とも)にした女房(にょうぼう)が、また、せがれにはやさしかった母(はは)が、いまは霊(れい)となって、ここにはいり、なにもかもじっと見(み)ている気(き)がして、おじいさんは花生(はない)けの水(みず)をかえ、かねをたたいて
とうげの茶屋 (新字新仮名) / 小川未明(著)