“はうてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寶鼎33.3%
方貞33.3%
篷底33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寶鼎はうてい金虎きんこそんし、芝田しでん白鴉はくあやしなふ。一瓢いつぺう造化ざうくわざうし、三尺さんじやく妖邪えうじやり、逡巡しゆんじゆんさけつくることをかいし、また頃刻けいこくはなひらかしむ。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
五世吉兵衛方貞はうていは系図に拠るに、享保元年生で、明和七年に五十五歳で歿した。宝暦十年の武鑑を検するに、方貞も亦父に同じく播磨守にせられ、書院番頭に進んでゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
宿債しゆくさいいまれうせずとやらでもある、か毛武まうぶ総常そうじやうの水の上に度〻遊んだ篷底はうていの夢の余りによしなしごとを書きつけはしたが、もとより人を酔はさうこゝろも無い、書かずともと思つてゐるほどだから
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)