“ぬれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヌレ
語句割合
93.3%
湿3.3%
3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甚「ヘエ傘の無いのでびしょぬれになりました、うも悪い日和ひよりで、日和癖で時々だしぬけに降出して困ります…エヽお母様っかさん御機嫌よう」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しかしその女が湿ぬれしおたれて居ると云うのを見れば、或は水死した者ではあるまいか、とてもの事に池を探して見ろと隼人が云う。
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
もしもしと細い声でわたくしを呼起しますから、何心なく枕をあげてると、年齢としは十八九頭は散し髪で顔色いろの蒼ざめた女、不思議な事には頭から着物までビショ湿れに湿ぬれしおれた女が
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
大忙おおいそぎで下女に布を持ち来らしめ、さしに掛かろうとすると、不思議や小便たちまち催して、忍ぶべうもあらず、これはたまらぬ布がぬれると、庭へ飛び下りて身をかがむる、この時遅くかの時早く