“によぼさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女菩薩50.0%
如菩薩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春章しゆんしやうや歌麿の美人画代りに、きた女菩薩によぼさつでも探し出して、腰弁当でちよく/\出掛けたらどんな物だらう。
ちらりと、——えたとおも瞬間しゆんかんには、もうえなくなつたのですが、ひとつにはそのためもあつたのでせう、わたしにはあのをんなかほが、女菩薩によぼさつのやうにえたのです。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
入谷の親分が一人、子分に見放され、千五百石の旗本がつぶれ、名題役者が一人首をくゝりました。——外面如菩薩によぼさつ、内心如夜叉によやしや、——恐ろしいことで御座いましたよ
人傳ひとづてふみ一通いつつうそれすらもよこさぬとは外面げめん如菩薩によぼさつ内心ないしんはあれも如夜叉によやしやめ。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)