如菩薩によぼさつ)” の例文
入谷の親分が一人、子分に見放され、千五百石の旗本がつぶれ、名題役者が一人首をくゝりました。——外面如菩薩によぼさつ、内心如夜叉によやしや、——恐ろしいことで御座いましたよ
人傳ひとづてふみ一通いつつうそれすらもよこさぬとは外面げめん如菩薩によぼさつ内心ないしんはあれも如夜叉によやしやめ。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)