“なかまろ”の漢字の書き方と例文

語句	割合
仲麻呂	100.0%

仲麻呂

この人の何代（なんだい）か前（まえ）の先祖（せんぞ）は阿倍（あべ）の仲麻呂（なかまろ）という名高（なだか）い学者（がくしゃ）で、シナへ渡（わた）って、向（む）こうの学者（がくしゃ）たちの中に交（まじ）ってもちっとも引（ひ）けをとらなかった人です。

葛の葉狐 (新字新仮名) ／ 楠山正雄(著)

仲麻呂（なかまろ）が死（し）んでからは、日本（にっぽん）に残（のこ）った子孫（しそん）も代々（だいだい）田舎（いなか）にうずもれて、田舎侍（いなかざむらい）になってしまいました。

葛の葉狐 (新字新仮名) ／ 楠山正雄(著)

仲麻呂（なかまろ）の代（だい）から伝（つた）えた天文（てんもん）や数学（すうがく）のむずかしい書物（しょもつ）だけは家（いえ）に残（のこ）っていますが、だれもそれを読（よ）むものがないので、もう何（なん）百年（ねん）という間（あいだ）、古（ふる）い箱（はこ）の中にしまい込（こ）まれたまま

葛の葉狐 (新字新仮名) ／ 楠山正雄(著)