“どろみづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泥水87.5%
濁水12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち、ざつとなつて、ポンプでくがごとく、泥水どろみづ両方りやうはうほとばしると、ばしやんと衣裳鞄いしやうかばんねかゝつた。運転手台うんてんしゆだい横腹よこばらつなけてんだのである。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それは、どぶがもうぢきおしまひになつて、下の大きなほりわりの中へ、泥水どろみづがどうと落ちこむ音でした。
一本足の兵隊 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「ぢや、花吉、お前どうするツて云ふんだ」と、お六はかんざしもて頭掻きつゝ、顔打ちしかめ「濁水どろみづ稼業をして居る身の、思ふ男に添ひ遂げることの出来ない位は、おめえだつて、百も承知だらうぢやないか、 ...
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)