“じょくすい”の漢字の書き方と例文
語句割合
濁水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あしたに金光をちりばめし満目まんもくの雪、ゆうべには濁水じょくすいして河海かかいに落滅す。今宵こんしょう銀燭をつらねし栄耀えいようの花、暁には塵芥じんかいとなつて泥土にす。三界は波上のもん、一生は空裡くうりの虹とかや。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
滔々とうとうたる古今の濁水じょくすい社会には、芸妓もあれば妾奉公する者もあり、又は妾より成揚なりあがり芸妓より出世して立派に一家の夫人たる者もあり、都て是等は人間以外の醜物にして
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)